理事長の後藤光雄です。
さくら幼稚園を卒園する160名の卒園児の皆さん、ご卒園おめでとうございます。
4月からは小学校一年生ですね。
小学校へ行っても幼稚園で過ごしたように、
お友達と仲良く、楽しい事を見つけて元気に過ごしてくださいね。
そしていつでも元気な姿を幼稚園の先生達に見せに来てください。
楽しみに待っています。
保護者の皆さん、お子様のご卒園おめでとうございます。
コロナ禍に入園していただいて、
いろいろな制限の中成長をしてくれたお子様達のこれからを本当に楽しみにしています。
令和3年度は仮設園舎で過ごしてもらいました。
芝生のグランドに飛び出していく姿を嬉しく見ていました。
そして、新園舎が完成してからも空中歩廊と階段を上り下りして元気に走り回ってくれました。
そして年長さんになってからは、いろんなボールをそれぞれに工夫をしながら楽しめる姿を、
又、野菜作りにも 力を合わせて取り組む姿を頼もしく見ていました。
体力がついたなと思うのは、夏の高野山サマースクールです。
以前は疲れてしまう子の姿も見かけましたが、
鈴鹿に帰ってくるまで本当に元気に過ごしてくれました。
私も一昨年、一ヶ月の入院生活をして健康であることの大切さとありがたさを痛感しました。
今、世の中はますますデジタル化しています。
家庭に一台の電話は一人ひとりが持つようになり、
辞書ではなくそのスマホでパソコンの様に調べ物もでき、ゲーム遊びもできます。
そして小学校では一人ずつにタブレットが渡されます。
この子達が、高校を卒業する頃にはどんな世の中になっているのでしょう。
先日、園長と「スマホやゲームが、子ども達から動き回るという時間を奪ってしまったね。」という話をしました。
大人になってからそういった機器に触れた世代です。
けれど、だからこそ動き回って発見する喜びや、友達との物の見方、
興味の持ち方の違いに気づいたりして心や体が育ってきた実感を持っています。
人間の脳の発達に関する本を読めば読むほど、
子どもの時期に自然と触れあう事、身体をしっかり動かすことが、
そして集団の中で過ごすことが、個性と才能を伸ばし、
社会の一員として役立つ広い教養と豊かな情操を備えた有能な大人になれる。と教えてくれます。
小学校の授業は、教科制となっています。
40分間座っていられない子どもを何とかしようとして、
子ども達に楽しく興味を持たせて学ばせるということに、気が回らない先生もいます。
しっかり座って話を聞ける皆さんのお子さんに、声を掛ける余裕もなくなるかもしれません。
そんな淋しい思いをしてほしくはないですが、こども同士の遊びの時間を大切にするように話してあげてください。
悔しい思い悲しい思いを分け合い、喜びを共に感じる経験が大切です。
脳も心も、仲間と過ごす時間で発達するともいわれています。
学校で思いっきり、心も体も動かして、
家に帰ってぐっすりと10時間から12時間位安心して眠られるように過させてあげてください。
脳の栄養は糖分と睡眠です。ご飯をよくかんで食べ、よく眠ることが大事なんです。
いろんなお話をしましたが、幼稚園もお子さんが育った家庭(おうち)だと思っていつでも遊びに来てください。
教職員一同お子様の成長を願い、お会いできる事を楽しみにしています。
さくら幼稚園で大切な幼児期を過ごしていただいた。というご縁をいただけたことに感謝しています。
令和6年度は創立60年目を迎えます。
子ども達の姿から多くを学び、子ども達に自由と未来の幸せを
提供できるようにしっかり研鑽をして参ります。
最後に皆様のますますのご健勝を祈念して、
2歳3歳のお子様を持つお知り合いに、
さくら幼稚園をお薦めいただくことをお願いして理事長の挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
卒園児の皆さん。
面白おじさん(多くの子にこう呼ばれています)も元気にしてますから」
皆さんも元気に楽しみを見つけてくださいね。
会える日を楽しみに待っています。
宣真学園さくら幼稚園
理事長
後藤光雄